2017年09月22日
【京都】幸福の”ハートの窓”が可愛い♡フォトジェニックな寺院『正寿院』の見どころ紹介
京都・宇治にある、インスタグラムなどのSNSで人気沸騰中のお寺『正寿院(しょうじゅいん)』。近年、客殿にあるハート型の窓が話題となり、インスタ女子が集まるフォトジェニックスポットとなっているんですよ♡ですが、正寿院の魅力はハートの窓だけではありません!人里離れた古刹(こさつ)にしかない見どころをご紹介していきます。
『正寿院』(しょうじゅいん)』は、宇治茶の名産地・宇治田原町の高台に位置しており、美しい自然に囲まれたお寺です。ハートの窓を見に行く前に、まずは本堂で参拝しましょう。正寿院は800年ほど前に創建された古刹(こさつ)。重要文化財に指定されている「不動明王坐像」は、鎌倉時代の仏師・快慶(かいけい)によるもの。そのため、地元の人々からは“快慶のお不動さん”と親しまれています。
ほとんどのお寺は自由参拝が基本ですが、正寿院はどんな参拝者でも丁重にもてなしてくれるのがポイント!お寺の歴史や本尊の説明をしっかりと受けられ、お茶菓子まで出してくれるんです。
客殿(則天の間)にある「猪目窓(いのめまど)」が、話題を呼んでいるハート窓のです!その名の通りイノシシの目の形が由来となっており、魔除けや火除けとなって福を招くともいわれているんです。近代的なデザインに見えますが、実は約1,400年前から伝わる日本伝統模様の一つ。お寺や神社ではよく見られる建築装飾だそう。これをきっかけに、寺社仏閣に参拝する際にハート型を探してみると楽しいかもしれませんよ。
正寿院は高台にあるので自然に囲まれており、木々のざわめきや川の流れ、鳥の声などが聞こえています。五感を使ってゆっくり自然を楽しむことで、心身ともにリラックスした気分に。
窓だけではなく、天井を見上げてみてください。そこは、花や日本の風景が描かれたカラフルな天井画で埋め尽くされています。その数なんと160枚!これらは日本画家や芸大生たちの協力によって描かれました。しかも、畳の上に寝転がってもOK!ごろりとしながら天井を眺めてみて。可愛らしい舞妓さんが描かれたものもあるので、探してみてください
本堂の前にある地蔵堂にはカラフルな紐が結ばれており、こちらもフォトジェニックなスポットに。毎月8日・18日・28日に拝観をすると「叶紐(かのうひも)」という可愛らしい紐が渡されます。願いが叶う紐といわれており、お守りとして持ち帰っても良いですし、地蔵堂に願いをこめて結びつけてるのもおすすめ。叶紐が欲しい人は日程を調整して参拝してください!
公共交通機関を使う場合、JR「宇治駅」または近鉄「新田辺駅」から京阪宇治バス(180・182・184系統)に乗車し、「維中前」バス停で、コミュニティバスに乗り換え「奥山田」バス停で下車し、「正寿院」までは徒歩10分ほどの道のりです。アクセスに関しては、決して訪れやすい場所にあるとは言えませんが、人里離れた場所だからこその魅力がたくさん詰まっているお寺です。
いかがでしたか?正寿院には、ハートの窓をはじめとするさまざまな魅力があります。豊かな自然に恵まれているので、季節によってその風景はガラリと変わりますよ。一度訪れたら、季節が変わった頃にまた訪れたい!と思える寺院です。京都の中心部にある観光スポットよりは人も少ないので、ゆっくりと参拝したい人にもおすすめです。
快慶のお不動さん 高野山真言宗 正寿院
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。