2018年12月16日
【北海道】隈研吾監修の牧場ホテル、MEMU EARTH HOTELで一生モノの旅を
「ただ贅沢するだけじゃつまらない。一生の思い出に残るような、特別な体験をしてみたい。」そんな好奇心旺盛な大人女子におすすめしたいのが、世界的な建築家・隈研吾(くまけんご)氏が監修した実験住宅に宿泊できる「MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)」です。北海道・十勝の大自然に身を預けて、非日常的な時間を過ごしてみませんか?
2016年夏、北海道の広大な牧草地を活用したホテル&グランピング施設が誕生しました。名前は「MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)」。期間限定でのオープンでしたが、北海道の豊かな風土を五感で感じられるこのホテルは、ホテルフリークのみならず建築分野の人々からも注目を集めました。
そして2018年11月、「地球に泊まり、風土を味わう」という軸はそのままに、宿泊施設やプランを変更してリニューアルオープン。世界的な建築家・隈研吾(くまけんご)氏が手掛けた“実験住宅”に泊まるという、大人の知的好奇心をくすぐる要素がプラスされました。
至れり尽くせりの空間でただ贅沢するのではなく、能動的にその土地を楽しみ、自分の感性を刺激して、心を豊かにする。毎日に退屈を感じた時は、そんな非日常的な旅をしてみませんか? この記事では、他にはない体験ができる「MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)」の魅力をご紹介します。
場所はのどかな十勝地方の南部、大樹町(たいじゅちょう)。約5万6000坪もの広大な敷地は、もともと競走馬を育てる牧場でした。都市での暮らしに慣れた人であれば、まずその“広さ”に驚くはず。大地に身をゆだね、日常から抜け出した開放感を味わってみてはいかがでしょうか。
敷地内には奇抜な実験住宅が多数。自然の中に未来的な建物がある、という違和感が、訪れる人の好奇心を誘います。
主な客室となるのは、隈研吾氏が監修した真っ白な実験住宅「メーム」。「チセ」と呼ばれる、アイヌの伝統的な住居をモチーフにしています。
▲アイヌの「チセ」を復元した施設/平取町立二風谷アイヌ文化博物館
地域によりますが、もともとの「チセ」には木や木の皮、茅、芦、笹などが建材として使われていたそう。エアコンやストーブがない時代に、植物で作られた家で冬を越していたなんて驚きですね。
「チセ」をモチーフにした「メーム」は、光を透過し室内を明るく見せる膜材や、地熱を利用したエコで効率的な暖房設備が特徴的です。ホテルとも、普通の住宅とも異なるユニークな建築は、この土地の風土と昔ながらの暮らしを感じさせてくれるでしょう。
宿泊プランは夕朝食付き。“地球から食べ物をいただく”という感覚を味わえる内容になっているのだそう。十勝の豊富な食材を、風土を感じる演出でいただけるなんて贅沢ですね。
牧場として使われていた設備や、ホテル内の広大な土地、周辺の自然環境を活用したアクティビティ&サービスも予定されています。グリーンシーズンに開催予定の「PONY RIDING」は、子供から大人まで楽しめそう。
コットマットに寝ころんで大空を眺める「STAR GAZING」は、視界を遮るものの少ない十勝平野ならではの贅沢な体験。
施設内に点在する実験住宅を見学することも可能です。奇抜な建物は「国際大学建築コンペ」の作品郡で、宿泊場所としての活用も検討されています。
馬の歩行訓練施設として利用されていた建物は、北海道にゆかりのあるアートの展示や、イベントを行うギャラリースペースとしてオープン予定。
こちらは牧場施設を改装した「BACALEY&CAFE(予定)」。ネイチャー体験だけでなく、文化・芸術の面からも風土を感じられるような設備が用意されています。今後のオープンが楽しみですね!
リニューアルオープンしたばかりの2018年12月現在、「MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)」に宿泊できるのは1日1組(2~4名)だけ。今後のプラン展開や、ニューオープン施設にも注目です。北海道の大地で目一杯遊んだり、デザインやアートに詳しい友人を誘って、建築そのものを堪能したり、楽しみ方は様々。北海道の一風変わった“牧場ホテル”で、一生の思い出に残るような旅を満喫してはいかがでしょうか。
詳細情報
MEMU EARTH HOTEL
北海道 / 旅館
- 住所
- 広尾郡大樹町芽武158-1
- アクセス
- とかち帯広空港より車で約50分 釧路空港より車で約120分 新千歳空港より車で約180分
MEMU EARTH HOTEL
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