2度目の京都は町家ステイで旅情に浸って。京都を満喫できる町家ホテル＆旅館7選

いつ訪れてもその時々の魅力を感じさせてくれる京都。リピーターも多く女性には特に人気の旅行先ですよね。何度訪れても魅力あふれる京都だけど、毎回社寺をめぐったり和スイーツを楽しんだりと、なんだか似たような旅になっていませんか。2度目以降の京都ならゆっくり、しっとりと京都の風情を感じる、そんな旅がおすすめですよ。

2度目以降の京都旅は町家に泊まるのがおすすめ。昔ながらの格子や障子、大きな梁など日本古来の家屋の造りをそのまま残す町家で過ごす時間は、きっと京都らしい特別なひとときになるはずです。この記事では築100年を超える歴史ある町家や、伝統的な造りと快適性が融合し京都での暮らしを体験できる町家など、よりディープに京都を感じられる泊まれる町家をご紹介します。あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

築78年の町家を改装して造られた「鈴 プレミアム 町家 京都六条 Ⅰ 薫風(くんぷう)」。一棟貸しのお宿で完全プライベートな空間で町家ステイを楽しむことができます。「西本願寺」と「東本願寺」の間、木造家屋が立ち並ぶエリアに位置しており、周囲の雰囲気も抜群です。

町家らしい風情を感じさせてくれる坪庭は眺めて楽しむだけでなく、入り口が狭く奥に長い造りの町家に風や光を取り込むのに欠かせない存在。灯籠のほのかな灯りに照らされた夜の坪庭を眺めながら、ゆっくりと旅のひとときを楽しみたいですね。

町家ステイといっても、昔のままの施設というわけではないんです。風情ある雰囲気はそのままに、現代的な機能性も兼ね備わっているので快適に滞在できます♡檜張りの浴室にはレインシャワーも備えられ、京都らしい雰囲気のなか快適なバスタイムが過ごせそう。

2階の寝室はツインベッドルームになっているほか、隣の和室に布団を敷くこともできます。1棟7名まで宿泊できるので、女子旅やカップル同士の旅行も楽しめそう♪皆でわいわいおしゃべりしながら、ふとした時に感じる京都らしい風情や木のぬくもりが特別な旅の夜を演出してくれます。

京都のシンボル的存在である「八坂の塔」から歩いてすぐに位置する「京小宿・八坂 ゆとね」。町家ならではの雰囲気を大切にしながら、常に改良を続け現代の私たちにとっても快適な滞在ができるよう工夫されています。「高台寺」や「清水寺」も徒歩圏内で、古都の雰囲気にどっぷりと浸る町家ステイになりますよ♪

客室のベッドはシモンズ社製で快適◎土壁や畳のぬくもりが感じられるお部屋は、旅のドキドキ感というよりは実家に帰ったときのようなくつろぎを与えてくれます。京都らしい雰囲気に溶け込みながら、しっとりと大人の滞在を楽しみたいですね。

全客室に檜風呂付きでゆっくりと旅の疲れを癒すことができます。「L’OCCITANE(ロクシタン)」ヴァーベナシリーズのアメニティやバスローブなど女将のこだわりから生まれた、女性にうれしいおもてなしも♪歴史ある建物にこんなにも快適に滞在できるって素敵ですね。

ゆとねの一番のこだわりはお料理。料理人が一品一品作り上げる料理の数々は、凛とした美しさを湛えています。京都らしい風情あふれる食事処の雰囲気と相まって、きっと忘れられない京都の思い出のひとときになるはず。器の中に広がる京都の四季の美しさも感じてみてくださいね。

築100年以上の町家を改装した「Kyoto Machiya 福音(キョウト マチヤ ふくね)」。伝統的な町家の造りと現代の快適さを融合させたラグジュアリーな空間を、一棟貸しの完全プライベートで楽しむことができます。京都の静かな夜を感じたい人にぴったりですよ。

Kyoto Machiya 福音には4つの棟があり、それぞれ「胡弓(こきゅう」や「三弦(さんげん)」といった日本の伝統楽器の名前が付けられています。どのお部屋も町家の造りを最大限に活かした造りで、京都らしい風情を感じることができますよ。写真のお部屋は「琵琶(びわ)」。ちゃぶ台と座布団でくつろぎながらお庭を眺めるひとときは、特別な思い出になりそうですね。

客室露天風呂付きの棟もあり、設備の充実ぶりや快適さはまるで最新のホテルのよう。建物の外観からは想像もできないモダンな空間の中にも、しっかりと静謐な空気がただよっているのは100年以上の歴史を持つ町家ならではです。ゆっくりとお湯に浸かりながら全身で京都を感じてくださいね。

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「葵 KYOTO STAY(あおい キョウト ステイ)」は京都での暮らしを体験することをテーマとした、歴史ある邸宅を思わせるホテル。「葵 鴨川邸」と「葵 仏光寺橋」と2つの棟からなり、一棟貸しのプライベート空間を楽しむことができます。1階にはキッチンも備わっているので、スーパーでおばんざいを買ってきたり、ちょっとしたお料理を楽しんだりするのもいいですね♪

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鴨川邸はその名の通り鴨川のほとりに位置し、お部屋の奥にはなんと自分たちだけの川床があるんです。京都の暮らしと深いつながりがある鴨川の水面の輝きやせせらぎの音、風のにおいを感じながら過ごす時間。それはきっと「旅」ではなく「暮らし」になるはず。

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仏光寺橋は、町家の梁や柱、屏風、洋風の家具など古いものと新しいもの、東西の文化が融合したラグジュアリー空間。和風、洋風といった既成概念を覆すような感性あふれる調度品は、日本文化をけん引してきた京都を象徴しているようにも感じます。いつもとは違った考え方や発想に出会える時間になりそうですね♪

「鈴 プレミアム 町家 京都五条 Ⅰ 光輝(こうき)」は、西本願寺のほど近く、古くは仏具職人が多く住んだエリアにあるホテル。仏像彫刻や寺院建築に使われてきた「金」をテーマにしていて、京都の人々の美意識を体感することができますよ。

装飾品などに金をあしらうことで、昔ながらの柱や壁が一層引き立つ和室。一歩踏み入れるだけで、古くからここで暮らしてきた人々の息遣いが感じられるよう…。静かな空間の中で京都の歴史や受け継がれてきた伝統に思いを馳せながら、ゆっくりとした時間を感じたいですね。

檜張りの浴室は坪庭を眺めながら湯船に浸かれる造りになっており、大きめのバスタブでゆっくりと旅の疲れを癒すことができます。京都で行ってみたい場所や体験したいことを思い浮かべながら、京都らしいバスタイムを過ごしたいですね。

「草枕 京都河原町」は京都の中心エリア河原町にある一軒家のお宿。キッチン、ワークスペースなど暮らしに必要な設備が揃っていて、長期滞在やグループでの利用におすすめです。リビングには坪庭をゆっくり眺めるためのチェアやゆったりくつろぐためのソファが配置され、まるで自宅にいるかのような安らぎを与えてくれます。モダンなデザインの中にも、木のぬくもりを感じられるお部屋。早めにチェックインしてゆるりとした滞在を楽しみたいですね。

建物自体は古いですが、中は新しい設備なので、お風呂もこのとおり！窓から庭が眺められて、優雅な気分で日頃の疲れを癒してくださいね。

眠くなるまで1階のリビングでくつろいだら2階の寝室へ。寝室は2部屋あるので、カップル2組で利用するのもおすすめ。キッチンもあるので翌朝はいっしょに朝食づくりをするのも楽しそうです♪彼や友人のいつもとは違う横顔が見えてくる、そんな滞在になりそうですね♡

京都駅から徒歩12分ほどの場所に位置する「カンラ京都」。名前の由来は「感」じる「洛（らく/京都を意味する漢字）」。その名の通り、京都独自の文化を感じることをコンセプトにした町家スタイルのホテルです。ホスピタリティあふれるおもてなしにもこだわっており、まるで自宅に帰ってきたかのような心地よい滞在を過ごすことができますよ。

カンラ京都のデザインに取り入れられているのは、長年京都で受け継がれてきた「技術と技法」。モダンな雰囲気の中にも安らぎやあたたかさを感じることができるのは、木・石・鉄・土・緑など自然の素材が随所に使われているから。快適性とわびさびの心が融合した“京マチヤスタイル”をぜひ味わってみてくださいね。

京都らしい景色を楽しみながら湯船に浸かれる、露天風呂を備えたお部屋もあります。ダイナミックな海や山々を望む露天風呂もいいですが、京都の街並みを眺めながらのお風呂はまた格別の味わいがあります♪風情あふれる贅沢な空間を心ゆくまで楽しみたいですね。

朝は、京都の地場食材をメインにしたブッフェスタイル朝食で目覚めましょう。メニューは、京丹後産コシヒカリ、京赤地鶏、季節のおばんざいなど京都を楽しめる和食と、地場野菜のサラダ、パンやスクランブルエッグ等洋食も楽しめる約25種のお料理。こだわりの食事で、京都らしい1日をスタートしましょ。

以上、京都で町家ステイが楽しめるホテルをご紹介してきました。町家というと風情はあっても古くて不便、そんなイメージがあるかもしれませんが、どの施設も町家のよさはそのままに現代的な快適性が実現されています。滞在先でも京都らしさにどっぷり浸かれる町家ステイ、2度目以降の京都旅におすすめですよ♪