【富山】個性あふれるおしゃれ宿5選。のどかな自然に囲まれて寛ぎのひと時を♡

日本海に面した北陸に位置する富山県。「立山黒部アルペンルート」や「黒部峡谷」など、自然美が人々を魅了する人気観光地が点在しています。また、ブリや白えび、ホタルイカなど、日本海の海の幸にも恵まれたグルメも楽しめる場所です。そんな富山県は、鋳物やガラス工芸、螺鈿など、伝統工芸が息づくアートの街でもあります。東京から北陸新幹線で約2時間半、魅力たっぷりの富山へ出かけてみませんか？

今回は、富山県に点在する、おしゃれなお宿をご紹介します。自然に囲まれた癒しの古民家宿や、アートギャラリーのような作品に囲まれて過ごす感性を刺激するお宿、芸術作品といっても過言ではない目にも美しいお食事がいただけるリゾートホテルなど、個性あふれるお宿がたくさん！観光地に便利な立地のお宿もあるので、ホテルを目的に旅行を計画してみてはいかがでしょうか♪

富山駅から車で約40分。緑深い山あいにある「神通峡」を流れる「神通川」。「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」は、その畔に佇む大人の隠れ家的ホテルです。その名の通り”疲れた心や体を癒す”、リトリートできるお宿。館内には、スパや茶室、ライブラリー、オーディオルームなど、ゆっくり過ごせる癒しの施設が充実しています。美術館のような建物は、建築家・内藤廣氏によるもの。その建築美にも惚れ惚れしてしまいます♡

アートウォークをはじめ、敷地内には約300種類ものアート作品が展示されています。写真は「111号室 恋華の間」から見た、中庭にある、陶芸家・内田鋼一氏の作品「静謐」。客室からもこんなに大きなアート作品が鑑賞できるなんて、アート好きにはたまらないですね。他にも、陶芸家・加藤委氏の作品「尖樹の森」や、蛭谷和紙職人・川原隆邦氏の作品「紙の居」などを堪能できる客室があります。お好みのアートを基準に、お部屋を選んでみるのもおすすめですよ。

客室は、スタンダード・デラックス・スイートの全3種類23室。全室デザインの異なるこだわりのお部屋が揃います。先に紹介した、アート作品を鑑賞できる温泉付き客室や、天蓋付き客室など、どれも素敵なお部屋ばかりで迷ってしまいますね。写真は、黒を基調とした「210号室 ニューベーシックの間」。モダンなインテリアが配された落ち着きある大人な空間がとってもおしゃれ。

”リトリート”には「食」も欠かせないですよね。ホテルには、和と洋2つのレストランがあり、和彩膳所「樂味(らくみ)」では、旬の地元食材を使った日本料理を、フレンチレストラン「トレゾニエ」では、富山の食文化とフレンチを融合して生まれた先鋭的なフランス料理を、それぞれこだわりぬいた器でいただけます。芸術作品のような美しいお料理に体の中から癒されましょう。

富山県北西部の街・氷見にある「移り住みたくなる宿 イミグレ」。氷見駅から車で約10分の海沿いに建つカジュアルオーベルジュです。お宿からは、富山湾越しに3,000m級の立山連峰を望むことができ、その光景は世界三大景観とも言われているそう。写真の劇場型レストランは、どの席からもこの絶景を楽しむ事ができる、お宿の象徴とも言える場所です。

客室は、洋室、和室、和洋室の3タイプ。室内は、白・黒・木目で統一された、シンプルで和モダンな空間です。写真は、お宿に1室だけの「スイートルーム 和洋室」。ダブルサイズのベッドに畳、大きなソファでゆっくりと寛げるお部屋です。中学生未満は宿泊できないので、大人だけの静かな時間が過ごせますね。

寒ブリや白えびなど、豊富な魚種が水揚げされる氷見。景観と並ぶ、もうひとつのお宿のこだわりが食事です。夕食は、氷見の食材をふんだんに使用したフランス料理。氷見牛のロティや、季節のバラエティ氷見野菜10種、鮮魚のカルパッチョ イミグレ流などが味わいましょう。朝食では、地元漁師飯風の和食がいただけます。シェフ自らが目利きした魚や野菜など、その日の一番良いものを使用して作る絶品料理を堪能しましょう。

約200人もの彫刻師が暮らす木彫りの町・井波にある、一棟貸しの宿「Bed and Craft(ベッドアンドクラフト)」。古民家をリノベーションした、全6棟の趣あるお宿です。チェックインラウンジまでは、最寄りのバス停交通広場から徒歩約5分。まちのコンシェルジュが過ごし方などを案内してくれるので、初めてでも安心です。チェックインが済んだら各宿泊棟へ向かいましょう。

客室は、作家として活動している職人達がそれぞれの宿を作品に見立て、空間を彩っています。まるでギャラリーのようなお部屋を楽しみましょう。木の彫刻作品があちこちに飾られた「KIN-NAKA(キンナカ)」や、陶芸家が手掛けた写真の「MITU(ミツ)」、仏師が造る表情豊かな仏像を安置した「TenNE(テンネ)」など、どのお部屋も芸術的でおしゃれなものばかり。職人の技に触れられて感性も磨かれますね。

館内の至る所で、素晴らしい芸術作品にふれることができるこちらのお宿。実は、アートを鑑賞するだけではなく、職人のもとで弟子入り体験ができるという最大の特徴があるんです！体験の内容は、木彫りのスプーン、木彫りの豆皿、漆の箸、漆の器の4つから選べます。たっぷり3時間、職人の工房で直接指導を受けながら、オリジナルの作品を完成させましょう。弟子入り体験を通して、ものづくりの魅力を存分に体感してくださいね。

富山地方鉄道・黒部峡谷鉄道宇奈月温泉駅から徒歩約3分、JR黒部宇奈月温泉駅から無料送迎バスで約20分。昭和12年創業の「延楽」は、黒部渓流を望む眺望自慢の老舗温泉旅館。露天風呂付きのお部屋が人気で、温泉に浸かりながら峡谷を眺めて癒されることができますよ。館内には、定期的な演奏会や日本画の紹介がされている、文化サロン「清渓」も。ロビーには刀剣鍔コレクション・古九谷コレクションもあるので、思い切り芸術の世界観に浸ることができますよ。

写真の「琴音の湯」では、目の前に広がる美しい景色を眺めながら入浴できる「檜の露天風呂」や、黒部川の流れをイメージした「岩の露天風呂」を楽しむことができます。春夏は木々のグリーンや爽やかな風を、秋冬は紅葉や雪景色を堪能しながら、心と体をリフレッシュ。ここにしかない絶景を、ぜひ自分の目で見て、その感動を体感してみてくださいね。

客室は、和室から露天風呂付き、バリアフリー、貴賓室まで全61室。全室が峡谷に面しているので、どのお部屋からも黒部峡谷の絶景と川音を楽しめるのが嬉しいですね。写真は一番人気の「対峰閣」のお部屋。趣ある和室でのんびり過ごしていると、心身が解きほぐされ、日頃の悩みも忘れてしまいます。

夕食は、四季折々の旬食材を使った御膳や会席料理。春は白エビやホタルイカ、夏は鱧(ハモ)や岩牡蠣、秋は松茸やキジハタ、冬は寒ブリや蟹など、旬の味覚をふんだんに使用した季節感じるお料理を堪能できます。朝は、富山のおいしい水で炊き上げた黒部のコシヒカリや宇奈月温泉玉子、宇奈月豆冨サラダなど、地元食材を使った健康的な朝食で1日をスタートしましょう。

出典：

城端(じょうはな)駅から送迎車で約5分の「里山のオーベルジュ 薪の音」。合掌造りで有名な「五箇山」や「白川郷」にほど近い、静かな田園の中に建つ1日3組限定のオーベルジュです。周辺には、懐かしさを感じる田舎の風景が広がり、里山で何もせずゆっくりと寛ぐ、贅沢なひと時を過ごすことができますよ。小さなお宿だからこそ味わえる、静かなひとときを楽しんでくださいね。

出典：angel79133さんの投稿

客室は、ナチュラルモダンな雰囲気がおしゃれで、大きな窓から自然を満喫できる洋室「枝椿」、テラスの前に広がるお庭・畑・田んぼに隣接していて、のどかな景色を楽しめる「小桜」、和と洋を配したモダンな空間が魅力的な特別室「四花菱」の3室。どのお部屋も広すぎず狭すぎず、"ちょうどいいが、心地いい"と感じる空間が広がります。各客室には、デッキテラスと半露天のお風呂やジャグジーが付いているので、テラスでコーヒーを飲みながら、湯舟に浸かりながら、里山の景色に癒されることができますよ。

出典：

お待ちかねの夕食は、菜園レストラン「Maki no Oto(薪の音)」で、季節を感じる絶品里山フレンチを。自家栽培の米や野菜、日本海で獲れる新鮮な魚介など、地産地消を大切に、四季折々の旬の食材を使った、目にも美しいお料理を堪能しましょう。お箸で気軽に楽しめるのも嬉しいポイントですね。種類豊富に揃うワインや、北陸の日本酒とのペアリングも楽しんで。

出典：ぷんちさんの投稿

朝食は、自家栽培の旬野菜と釜戸でじっくり炊き上げたご飯が自慢の和定食。煮物や焼き魚、だし巻き玉子、炊き合わせ、小鉢に入ったご飯のお供などと一緒にいただく釜炊きご飯は、何杯でも食べられます♡至高の朝食で素晴らしい1日を始めましょう。

いかがでしたか？富山には、各地に個性豊かなおしゃれ宿が点在しています。職人に弟子入りできる宿をはじめ、様々な体験で思い出作りができたり、アートギャラリーのようなお宿もたくさんありましたね。ぜひ、お宿を目的に富山旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか♪