2016年07月04日
石ノ森章太郎ふるさと記念館を訪れたら。登米・石森グルメを満喫!
宮城県登米市(とめし)石森(いしのもり)にある「石ノ森章太郎ふるさと記念館」は、石ノ森章太郎が生まれ育った石森、文字通り「ふるさと」にある記念館です。石巻市にある「石ノ森萬画館」に比べて施設も控えめでマイナーな存在ですが、隣接する「石ノ森章太郎生家」と共に、いわばこちらが「本家」にあたります。今回は、石ノ森ファンなら一度は訪れたい聖地「石森」で味わえる、地元の味、素朴なグルメスポットも一緒にご紹介します!
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」はJR東北線石越駅から市民バスに乗り換えて約30分です。
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」は生家に隣接した場所、まさに石ノ森章太郎が生まれ育った場所にあります。周囲は田園風景の中にある昔ながらの集落。まるで昭和にタイムスリップしたかのような落ち着いた街並みです。蔵造りの古風な門をくぐると小川の流れる庭園があり、石森の自然が凝縮されたヒーリング空間になっています。館内は石ノ森章太郎の足跡をたどる「常設展示室」、石ノ森章太郎とふるさと石森の関係を描いたオリジナルアニメ「小川のメダカ」を上映している「ビデオシアター」、巨匠が築いたマンガ・アニメ文化を継承する様々な作品を扱った「企画展示室」に分かれています。デビュー作「二級天使」を描き上げ、後に"マンガの神様"である手塚治虫に呼ばれて上京するまでの間、石ノ森章太郎の初期の創作がここ石森で生まれました。彼のペンネーム「石ノ森」は最初「石森」表記でしたが、つねに「いしもり」と誤読されることから「石ノ森」表記に改めたそうです。名前を変えてまで「いしのもり」にこだわった想いの原点が、ふるさと石森にあります。
石ノ森章太郎ふるさと記念館見終わった。常設展は貴重な原稿など先生に関連する物が数多く展示してあって楽しめました。 pic.twitter.com/O6PYrqJdX1
— めい→内浦はいいぞ (@maxbreakerz2mei) 2016年5月4日
石ノ森章太郎ふるさと記念館なう pic.twitter.com/e50BYBk2iY
— りさいと/一関から岩手を縦断する系RPG (@risaito74) 2014年8月2日
石ノ森章太郎ふるさと記念館
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「石ノ森章太郎ふるさと記念館」を訪れたら忘れてならないのは、数軒先にある「石ノ森章太郎生家」です。ガラガラと玄関を開けると地元の方が「こんにちは。どちらからいらしたんですか?」と気さくに話しかけてくれます。2階にある石ノ森章太郎の部屋では「二級天使」などを執筆した机、電気スタンドなどがあり、時間を超えて自分が今同じ空間にいることが不思議に感じられます。展示品は少ないものの、"萬画の帝王"が確かにこの場所に存在したんだ…と肌で感じられる聖地です。
そして、石ノ森章太郎生家にも行ってきた!この机でいろんな作品が産まれていたのかと思うと胸熱(*゚д゚*) pic.twitter.com/7LpzCAEKtw
— emi (@millionrancat) 2014年8月3日
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」の敷地内にある「Cafe たばごや」は、カフェ、駄菓子と地元特産品の販売、たばごやの名を冠したナポリタンやカレー、宮城米がしっかり味わえるおにぎりと、にぎやかなラインナップ。さらには展示会や講習会といったコミュニティイベントまで不定期で開催されています。店名にある「たばご」とは農作業の小休憩に食べるおやつ、軽食を意味する方言で、店内は確かにゆったりくつろげる落ち着いた空間ですが、そのアグレッシブなラインナップ、活動は、むしろ膨大な創作で"萬画の帝王"と言われた石ノ森章太郎を思わせます。店内の本棚に並んだマンガを読みながら、記念館の余韻にひたるのもいいですね。
石ノ森章太郎ふるさと記念館。すぐ脇にあるCafeたばごやに立ち寄りました(*˙︶˙*)タコ入りのたばごやナポリタン(*˙︶˙*)☆*°デザートまで付いてる♡洋風茶碗蒸し?だそうです♪ナポリタン美味しい!
— ✩りりり&たみぃ✩ (@ririritammy2011) 2015年1月11日
食べたら記念館にも行くよ♪ pic.twitter.com/oVReDkNXzl
Cafe たばごや
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
「たけちゃんラーメン」は「石ノ森章太郎生家」よりT字路を挟んだ向こう側にあります。
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」「石ノ森章太郎生家」から徒歩1分程度、すぐ近くにあるラーメン店が「たけちゃんラーメン」です。店内には、地域の子どもたちからの「ありがとう」「ラーメンおいしかったよ」などのメッセージがいっぱい!毎年地元の小学校でラーメンを一緒に作る出前授業をしているそうで、そのお礼のメッセージなんですね。店主のおすすめは「辛みそラーメン」「ねぎ辛みそラーメン」。ピリッとした辛さもどこか優しいみそラーメンです。定番「中華ソバ」もあっさりした優しい味わいで、子どもたちが喜んで食べる光景が目に浮かびます。震災時には、ライフラインと物流が寸断された状態でもなんとか温かいものを地域の皆にふるまいたいと、店にあるもので「メンマラーメン」を作ったそうです。あの時の記憶を残そうと、今でも安価でメニューに並んでいます。
店の壁には子供たちからのメッセージがいっぱい!
「天ごくにいったくらいおいしい!」「おいしい!」
クセのない優しいしょうゆ味の「チャーシューメン」
店主おすすめ「辛みそラーメン」
たけちゃんラーメンの詳細情報
たけちゃんラーメン
登米市その他 / ラーメン
- 住所
- 宮城県登米市中田町石森字室木344-1
- 営業時間
- [月] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [火] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [水] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [木] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [金] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [土] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 [日] 11:30 - 14:30 15:30 - 19:00 ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ~¥999
「産直なかだ愛菜館」は地元産の米と野菜を中心とした農産物直売所です。普段、自分たちが食べているものをそのまま届けたいという店長の想いで、地元中田の新鮮な野菜が館内に並べられています。特に中田のきゅうりは県内一の生産量。北上川と豊かな土壌が生んだみずみずしいきゅうりは、そのままガブリといってもよし!お土産にぜひどうぞ。
館内の食事処「こめっこ亭」は、中田の素朴な雰囲気がそのまま味わえる庶民的なお店です。「ふるさとの味」を大事にしたいと地元の食材を使い、ラーメン、うどん、そば、カレーに定食と、多彩なメニューで中田の食を届けてくれます。
おはようございます。夕べ、またまた行ってきました。登米市中田町にある「愛菜館」の「こめっこ亭」に行って、「焼干ラーメン」を食べてきました。昔ながらのあっさりしたラーメンです。懐かしい味で美味しかったですよ。 pic.twitter.com/TWOnVG5giP
— 二階堂 将博 (@nikachan76) 2014年12月1日
こめっこ亭
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
宮城の観光スポットとしてはまだまだマイナーかもしれませんが、できれば石巻市の「石ノ森萬画館」とセットで巡りたい石森の聖地とグルメをご紹介しました。"萬画の帝王"石ノ森章太郎は1998年に亡くなり、すでに多くの月日が流れましたが、今でも「仮面ライダー」シリーズを始め、様々な作品の中で石ノ森スピリッツは生き続けています。その原点が、ここ石森にあるのです!