2016年11月22日
角館のもうひとつの顔。商家が立ち並ぶ「外町」を散策しよう
まるで江戸時代にタイムスリップしたような古い建物が並び、城下町の面影を残す秋田県の「角館(かくのだて)」。武家屋敷が並ぶ「内町エリア」が有名ですが、商家が立ち並ぶ「外町エリア」もまた魅力的な場所です。明治~大正期のモダンな屋敷やショップからは町人文化を感じることができ、商人の街並みをいまも色濃く残しています。角館観光をまるごと楽しみたいのなら、外町エリアも歩きましょう!
400年の歴史を刻んだ武家屋敷と、桜が彩る春の景色が素晴らしい「角館」。四季折々の表情が美しい「みちのくの小京都」と呼ばれています。町を二分する「火除地(ひよけち)」は内町(うちまち)と外町(とまち)を区分する場所であり、防火対策の地でもありました。内町は格の高い武士が居住していたとされるエリアで、外町は商家が並ぶ商人・町人の町。今回は外町を紹介していきます。
レンガ作りが印象的なこちらの建物は、秋田を代表する味噌・醤油の醸造元。嘉永6(1853)年創業、享保時代に地主として栄え、小作米を原料に味噌の醸造を始めました。自分で使うのにはもちろん、贈り物にも喜ばれる豊富なラインナップが揃っています。
板張りの奥には畳の座敷が広がります。中には西宮礼和筆の襖絵を無料で公開。蔵の外では商品を販売するスペースがあります。
レストランさながらの雰囲気の文庫蔵。醤油や味噌、出汁や漬物が無料で試食できます。散策途中の休憩スペースとしてもいいですね♪
株式会社 安藤醸造
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こちらは江戸時代から続く商家。当時の風情を今に残す蔵座敷の資料館です。たてつ(田鉄)家で使用されていた生活用品や、趣味の品々と庭を無料で公開しています。
角館 外町史料館たてつの詳細情報
西宮家は、佐竹本家の家臣であるエリート武士団の逸材、西宮織部が祖に当たる家柄。現存する建物は明治後期から大正時代に建てられた母屋と、5棟の蔵を復元したものです。蔵は本格レストランや和雑貨のショップとして営業し、特に女性客に好評。庭園を眺めながら蔵巡りを楽しみましょう。
米の貯蔵庫を改装して、和雑貨店にした蔵。桜皮細工や、おばあちゃんの手作り一点ものが人気です。
約30種類の漬物や佃煮、大福などが購入できる売店。秋田名物いぶりがっこは超定番の人気商品です。売り子のおばさんが秋田弁で漬物の説明をしてくれます。
大正8年にできた蔵を改装したレストラン。蔵内部、テラス席どちらも良い雰囲気です。日替わりランチや創作料理など本格料理が楽しめます。
れすとらん 北蔵の詳細情報
れすとらん 北蔵
角館 / レストラン、食堂
- 住所
- 秋田県仙北市田町上丁11-1 西宮家
- 営業時間
- [月] 11:00 - 17:00 [火] 11:00 - 17:00 [水] 11:00 - 17:00 [木] 11:00 - 17:00 [金] 11:00 - 17:00 [土] 11:00 - 17:00 [日] 11:00 - 17:00
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
あきた角館「西宮家」
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